タイミングから考察する、FacebookがInstagramを買収した理由

タイミングから考察する、FacebookがInstagramを買収した理由

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こんにちわ!ソシャマノートのこのみです!先週は「FacebookのInstagram買収」のニュースが多くのネットメディアで報じられ話題をにぎわせました。今回の買収にはどのような意図があったのでしょうか?ソソシャマノート運営チーム、辻さんが考察をまとめてくれました。

 

Facebookによる買収劇、その背景は?

先週飛び込んできたFacebookがInstagramを10億ドルで買収するというニュース。日本でもソーシャルメディア上を中心に大騒ぎとなりました。まだ利益を生み出していないサービスがこの金額で買われるというのは色んな意味で凄いことですよね。

今回はこの買収劇の「理由」を考察してみたいと思います。

大前提としてFacebookはNo.1ソーシャルプラットフォームの座を降りる気はないということ。そして引きずりおろされることを一番恐れています。かつて自身がMyspaceをそうしたように。

背景にある大きな理由は、技術的なノウハウがどうこうとか細かい点ではなくプラットフォームとしての地位を維持し続けることであることは間違いないと考えます。じゃあ、そのために「Instagramが選ばれた理由」とは何なのか?が主題です。

なぜこのタイミングだったのかをみると、3つのポイントが浮かび上がってきます。

● Googleによる「これまで」の動き
● Pinterestが示す「これから」の脅威
● IPOを控える「まさに今」の機会

Facebookがプラットフォームの覇者であり続けるために出した結論を、上記に合わせて説明していきます。

Instagramを欲したGoogle


Instagramの買収したいと考えていたのはFacebookだけではありません。Googleも1年以上の間、本腰を入れて交渉していたとみられています。GoogleがInstagramを求める理由もソーシャルプラットフォームにおける影響力を増したいという思惑でしょう。

プラットフォームは多くの人が利用するからさらに多くの人が集まるというスパイラルですから、3000万ユーザーを超えなお増え続けるInstagramをGoogleが手にすることはFacebookにとって面白いはずがありません。もちろんInstagramが大きな資本を得て勢力を強めるというのも同様です。

プラットフォーム、もっと言えば世界のインフラへと向かう道程において、現在最も警戒すべきライバルの動きに先んじたということでしょう。

ちなみに、かつてGoogleがYoutubeを買収した金額は16億5000万ドルです。Youtubeも当時赤字だったと記憶してますが、Instagramの1.5倍のお値段。Googleにとっては今回Instagramを逃したことの方が後々痛手になる可能性もありますね。

Pinterestが再認識させた画像の重要性


Instagramと同じく画像をキーにしてメキメキ台頭しつつあるサービスの1つがPinterestです。
コンテンツ視認性の高さと手軽さを兼ね備えたPinterestは、ユーザー同士の画像を介したコミュニケーションの有用性を改めて明白にするものとなりました。アメリカではFacebookとTwitterに次ぐ訪問数を持つメディアにまで成長したとの報告がありましたね。

【参考】「Pinterest」の利用が急増、米国でFacebookやTwitterに次ぐソーシャルメディアに – ニュース:ITpro

Facebookが自社開発でなく買収という形で画像関連の動きを速めたのも、この脅威に対抗するための選択でしょう。

じゃあInstagramじゃなくPinterestを買収するっていう手もあったんじゃない?ということも考えられます。

しかしながらPinterestが抱える著作権、肖像権問題のリスクもあり、結局現時点では時間と労力がかかるとの判断ではないかと推測します。

IPOによる資金調達のブースト


こちらも先日の話ですが、Facebookがその上場先をNASDAQに決定したのではないか、との報道が流れました。

【参考】ソーシャルメディア : 50億ドル調達のFacebook、上場先はNASDAQが有力 | RBB TODAY

早ければ5月と噂されるIPO。Facebookとしては調達できる資金がいくらになるか、そしてできることであればそれを最大化したいと考えるのは当然です。

世間に企業価値を「より高く」判断させるための手っ取り早い手段として、インパクトのある出来事を発生させる。まさに今がInstagramの買い時だったということです。早すぎても、もちろん過ぎてもダメ。一番注目の集まる時期だからこそ効果が高いのです。

なお、これまた余談ですがGoogleがNASDAQで株式公開したのは2004年の8月。実はその1か月前に画像系サービスのPicasaを買収しています。なんか被りますね。

「これまで」と「これから」という外部要因を踏まえ、「まさに今」となった買収。その価値をはかる意味でも先に述べたIPOが最初の試金石となるはずです。

タイミングから考察した買収理由、いかがでしょうか。ご意見などあればぜひお聞かせくださいませ。

 

なるほど…Facebookが望む立ち位置・Googleとの関係性、そしてIPO。様々な要因をこの「タイミング」からひも解く事ができるんですね!このみは先週のニュースを見ただけでは、ここまでの事を想像することはできませんでした(>_ 

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作成者: 辻 将也

マイネット・ジャパン 執行役員 CRM事業部長 / 2007年9月、マイネット・ジャパンに参画。多数の部門立ち上げを経験した後、現在は外食企業向け事業の責任者を務める。ソシャマノートブログでは、いつかこっそりネタエントリーを書こうと画策。

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