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ゲーミフィケーション・・・の前にゲームを知ろう!ゲームに必要な4つの要素が揃った時、何かが変わる!?

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読了時間4分

すっかり流行語になっているゲーミフィケーションという言葉。ちょうど最近「社内でできるゲーミフィケーションを考える」という機会があったのですが。正直何をどうすればいいのかよくわかりませんでした。(ちょっとショック…)悩んでいたところ「いやまてよ?ゲームのこともよくわからないのにゲーミフィケションできるのか?」という考えに至り、もう少し掘り下げて「ゲームそのもの」からゲーミフィケーションの事を考えてみたいと思います。


ゲーミフィケーションとは

一般的な定義では「ゲームデザインの手法や仕組みを用いて課題解決や契約の獲得、顧客ロイヤリティの向上などあらゆるマーケティング活動に取り組む事」です。「ソーシャル時代で加速するゲーミフィケーション!導入したいあなたに捧ぐ、考察まとめ記事!」で芝辻さんが書かれた通り、スマートフォンとソーシャルメディアの普及でゲーミフィケーションは今注目のマーケティング手法となっています。これからもゲーム性を活かしたプロモーション・キャンペーンなど増えていきそうです。対外的な取り組みだけではなく、個人はもちろんチーム・組織の生産性を上げる手法としても有効であると言われています。 まずは以下によくみられるゲーミフィケーションの手法をまとめてみました。

ゲーミフィケーションによくみられる手法

  1. 収集(ポイント・報酬・功績)
    ログインや購入毎にポイントが加算されるポイントシステムやバッジシステムなど。コレクト欲求を刺激。
  2. 競争(ランキング・スコア)
    評価を可視化することで、クリア欲求や自慢欲求を刺激
  3. 協力(交換・交流・贈り物)
    目標の共有と役割分担をして他人と協力できる。コミュニケーション欲求やコラボレーション欲求を刺激
  4. 学習、改善(自己啓発・プロセス)
    レベルアップシステムなど。成長を可視化して成長意欲・向上を刺激
  5. 即時結果
    アクションを起こしたらすぐに反応がある。または相手のアクションに反応できる。退屈せず継続しやすい・共創欲求がわく
  6. 自己表現(ステータス・カスタマイズ)
    キャラクターやアバターのカスタマイズなど。コレクト欲求・自慢欲求・育成欲求を刺激

このようにゲームの要素をうまく組み入れることで、ありきたりな活動が楽しくなりサービスを使い続けてもらう効果を期待できます。 簡単に表現するとゲーミフィケーションとは、「体験を楽しくする仕組みづくり」と言えるでしょう。ゲーミフィケーションとしてあげられる事例にはこれらの要素を組み合わせてサービスに組み込んでいる場合が多くみられます。 しかしゲーミフィケーションという言葉に注目が集まる一方でどうやってそれを実現できるのか、その方法論について今はまだ知見やデータ・ノウハウを貯める段階に留まってしまう事が多いかもしれません。ゲーミフィケーションを考えるには、ゲームの何が人を動かすのかを知る必要がありそうです。

ゲーミフィケーションに取り組む前にまずはゲームについて考えてみる

それにしても人はなぜゲームをするのでしょうか?もっと言えば人はなぜゲームにのめりこんでしまうのでしょう?ゲーミフィケーションを考える時にゲームの事を知らなければ効果のある取り組みにはならない気がします。これはとても重要な事です。

人はどうしてゲームをしてしまう?ゲームを楽しいと思う5つの理由

ゲームをプレイしている時たまに普段では考えられないくらいの集中力を発揮することがあります。クリアしてもインセンティブを得られるわけでもないのに何故か何度もやってしまいます。プレイヤーはゲームの中では立ち向かわなくてよい問題にわざわざ挑み続けるのです。その原動力のようなものを埋め込むのがゲーミフィケーションを成功させる1つの鍵になるのではないかと思い、自分がゲームをする時の事を思い出しながらどうしてゲームが楽しいのか考えてまとめました。 一言で言うとゲームが楽しいのは、「ゴール達成までのプロセスを楽しめるよう設計しつくされている世界だから」ではないかと思います。

1.ゴールが明確

ゲームの中ではいつも明確なゴールが示されます。ゲームの中では常に勝利する喜び・達成する喜びが用意されている。

2.目標達成へのプロセスが楽しい

さらに大きなゴールの達成までに積むべき小さなゴールも明確です。自分のレベルにふさわしい小さなゴールが用意されているので挑戦欲求が途切れない。

3.レベルの向上が可視化される

自分のプレイヤーとしての力がどれくらいなのか、レベルシステムによって力量を可視化することで成長意欲が刺激される。またレベルアップすればより難易度の高いステージに挑む事ができる。

4.足りないものを教えてくれる

あとどれくらいプレイすればゴールをクリアできるのか、レベルがいくつあれば次のステージにいけるのか、足りないアイテムは何かなどが分かる。それらの情報を頼りにゴールを目指し続けることが出来る。

5.壮大で魅力的なストーリーに関わることができる

壮大なスケール、または興味をそそるようなストーリーの中で重要な役割を担い活躍できる。五感に訴える様々な演出(音やエフェクト)に感動を覚えゲームの世界へ引き込まれてゆく。 ざっと振り返ってこのような事が思い浮かびました。 それでは「おもしろい」と思えるゲームを作るためにはどうすればよいのでしょうか? 「ゴール達成までのプロセスを楽しめるような設計」をする時のポイントなどはあるのでしょうか。

ゲームを成立させる4つの要素

世界最先端のゲームデザイナーであるジェイン・マクゴニガル氏によると、どんなゲームでもそれを形作る本質的な部分は変わらないと言います。ジャンル・技術的な複雑さを取り払うと、すべてのゲームには共通する4つの特徴があるそうです。

1:ゴール

プレイヤーが達成すべき具体的な成果のこと。プレイヤーの注意をひきつけ参加を促します。プレイヤーに目的意識を与えるものです。

2:ルール

プレイヤーがゴールに達するまでの過程の制約です。簡単にゴールできないことで、ゴールにたどりつくまでの方法を模索せざる得なくなります。ルールは創造性を解き放ち、戦略的な思考を促します。

3:フィードバックシステム

プレイヤーががどこまでゴールに近づいているかを示すものです。得点・レベル・合計点・進捗状況などが示されます。フィードバックが常時示されることあで、プレイヤーはゴールに必ず到達できるという気持ちを保ってプレイし続ける意欲を持つことが出来ます。

4:自発的な参加

ゴール、ルール、フィードバックを理解した上で参加すること。自分の意思で参加または脱退できる自由がある事は、ストレスが多くて難しい課題でもその活動を楽しめるようになるために大切です。  

この4つが、ゲームを作るための肝だということですね。なるほどー! 普段より難しい条件でゴール達成を目指すのが楽しい、そして制約があるから個人の能力や創造性・スキルがレベルアップして快感を得る。ゲームとは思っていたより人間の心理に影響を与えるもののようです。

ゲーミフィケーションは一部ではなく全体の設計を見直すこと

ここまでの考察でゲーミフィケーションは単にゲームを活動の一部に組み込めば良いというわけではなさそうだということがわかりました。 ゲーミフィケーションの効果をより高めるのであれば、ポイントを出す・バッジを配る・レベルをつければ良いというだけではなく、「ゲームを成立させる4つの要素」を理解しゲームをプレイする時と同様の楽しさ(挑戦意欲やクリアした時の達成感)が生まれるよう活動全体を再設計する必要がありそうです。

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作成者: このみ

㈱マイネット デザイン業務の傍らソシャマノートブログとそのFacebookページを運営。楽しくワクワクするような事を追いかけたい!

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