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成長するソーシャルプラットフォームの要はソーシャルゲーム!-ソーシャルアプリとは何か?(その2)

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(読了時間5分)

こんにちは!芝辻です。前回の「ソーシャルアプリとは何か?」に引き続き、今回は、ソーシャルアプリの市場動向を海外と国内とに分けてまとめました。

    記事アジェンダ

  1. ソーシャルアプリとは何か?
  2. ソーシャルアプリの市場動向は?
  3. 国内外のソーシャルアプリ事例は?
  4. ソーシャルアプリ活用における今後の予測

海外のソーシャルアプリの動向

やはり海外のソーシャルメディアと言われれば、真っ先に上がるのがFacebookです。ユーザー数は9億人を超え、2012年8月には10億人を超えるのではと言われています。

まずはFacebookソーシャルアプリの動向を見ていきたいと思います。

1.Facebookソーシャルアプリの市場動向

1-1.Facebookアプリ(全体)の動向

Facebookは2007年5月からAPIを公開し、プラットフォームをオープン化してきました。その当時No.1だったMySpaceは完全オープンではなく外部デベロッパーに対してアプリの機能を限定する戦略を取ってきました。

最初はコミュニケーション促進系アプリからだった

API公開当初は現在のようにソーシャルゲームばかりでなく、RockYouの「SuperWall」やSlideの「FunSpace」などのコミュニケーション促進系アプリが多かったです。

今は米国2の共同購入クーポンサービスを提供するLivingSocialも元々は、好きなアイテムや使っているアイテムを記録したり、友達と共有したりして楽しむことができるのFacebookアプリなどを提供していました。2009年5月11日時点では、なんと3194万人のユーザー数がいたようで当時Facebookアプリ内で一位でした。

ソーシャルゲームで急成長を成し遂げる

さてそんな、Facebookアプリですが、当初は広告モデルが一般的でしたが、2008年にZyngaが「Texas HoldEm Poker」や「Mafia Wars」をはじめFacebookアプリ市場でアイテム課金と言う新しいマネタイズ手法が始まりました。
そのような背景もあり、Facebookアプリ市場は伸びていくことになります。

この表はFacebookの収入を示しており、大きくは広告収入とFacebook Credits(日本名はフェイスブックポイント:※同サービスは廃止され、サブスクリプション(会員制)形式の課金システムにシフトすると発表しています。)となっています。

広告収入はアプリ内から以外にもFacebookの右サイドに表示されているのディスプレイ広告やスポンサー広告なども含まれていますので(Facebookのビジネスモデルについてはこちらを参照のこと)Facebookアプリの収入動向を読み解くのは難しいですが、Facebook Creditsの収入はFacebookアプリ及びゲーム内での決済システムに使用されており、大まかな流れは掴むことができると思います。

2011年7月以降、FacebookのゲームデベロッパーFacebook Creditsの利用が義務付けた経緯もありますが、Facebook Creditsの売上が2010年から2011年にかけて3倍に増えています。

このことからFacebookアプリの市場は大きく成長していると予想されます。

非ゲーム系のアプリケーションも伸びている?

ただし、非ゲーム系であり企業ブランドのFacebookページなどにアプリケーションを提供するinvolverやFacebookページ上でのキャンペーン系アプリなどを提供するwildfireなどの動向までは数字が出ておらず、具体的な数字の動向を追えませんでした。

involverはつい最近2012年7月12日にORACLEに買収されており、ソーシャルサイトがもたらすマーケティングの変化に柔軟に対応しようと言う大手の動きから、この辺の市場もかなり活気があり伸びていると考えることができます。

 

1-2.Facebookアプリ(ソーシャルゲーム)の動向

ソーシャルゲーム大手のZyngaがFacebookの売上に15%も貢献しているということはご存知でしょうか?

Facebookの売上の20%がソーシャルゲームから?

下記図はFacebookの売上を四半期ごとに時系列に並べたものですが、直近2012年の第一四半期のFacebookの支払いおよび手数料による売上(図で言うと濃い青い部分)は、1.86億ドルであり、これはFacebookの総売上の17.6%に相当しています。

元記事によると、Zyngaが貢献している15%のうち11%がゲーム内の課金に対してFacebookが受け取る30%の収益配分によるもので、その他4%はZyngaコンテンツ横に表示される広告によるものとのことです。
このことから、Zynga以外のデベロッパーによるFacebookの支払いおよび手数料による売上は5.6%、広告は比例で計算すると2%となります。つまりFacebookの売上の20%(5分の1)がソーシャルゲームによりもたらされていることになります。

Facebook上で圧倒的なシェアを誇るZynga

下記図は2011年のFacebook内ソーシャルゲームデベロッパーのMAUを示したものです。Zyngaが約半数のシェアを誇っていることが分かります。

タイトル別のMAUランキングを見ると上位はほとんどZyngaが独占をしています。

Facebook内のソーシャルゲームはZyngaの独り勝ち状態と言えるでしょう。

アメリカ産以外のFacebookアプリはこれから成長する

このエリア別(アメリカ、ヨーロッパ、アジア)のシェア率を見ると、圧倒的にアメリカが多く、8割程度ですが、最近はヨーロッパのシェアが伸びてきています。

Facebookのユーザー数9億人のうち1.5億人がアメリカだと言うことを考えると、アメリカ以外の国に対してのソーシャルゲーム市場は未開拓に近い状態だと考えられます。

欧州系のデベロッパーだと2011年6月時点では順に、ドイツのwoogaがMAU:3050万人、スペインのSocial PointがMAU1430万人、イギリスのKing.comがMAU1310万人、トルコのPeak Games520万人などが注目されています。

さて、Facebook以外のソーシャルプラットフォームはどうでしょうか?

2.Facebook以外のソーシャルアプリ市場動向

非Facebookでゲーム以外のアプリ動向を探し出すのはなかなか困難でした。そのためソーシャルゲームの市場動向を調べることにしました。

世界のソーシャルゲーム市場も伸びている

Facebookと非Facebookのソーシャルゲームの市場動向が伺えるのが下記図です。

ソース元:Beyond Facebook-A Look At Local Social Networks in Europe and Latin America

こちらの図はヨーロッパ(Hyves、Tuenti、VKontakte、StudiVZ、Yonja)とラテンアメリカ(Orkut、Quepasa)などのソーシャルメディアプラットフォームとFacebook上でのソーシャルゲームの市場規模を予測したものです。

Facebook上でのゲーム市場も伸びに比例するように、世界のソーシャルゲーム市場も伸びていることが分かります。このデータによるとFacebook市場も合わせると年に10億ドル(日本円にして約800億円)のスピードで成長していることが分かります。2012年には60億ドル(約4800億円)、2014年には90億ドル(約7200億円)の市場が形成されると予想されています。

国別に見たソーシャルゲームの市場動向は以下です。

どの国ももれなく毎年成長をしていることが分かります。
日本のソーシャルゲーム市場が今年2012年には3394億円となる予想されており、日本単体の市場が如何に大きいかがよく分かります。

中国のソーシャルゲーム市場も伸びている

中国のソーシャルゲーム市場は下記の図をご覧下さい。

2013年には28.5億元(約340億円)と予測されています。2012年までには、ソーシャルゲーム市場規模は16.3億元(約195億円)、ユーザ規模は1.2億人、アクティブユーザ規模は1700万にまで至ると予測されています。課金率やARPPUが低いため日本の市場規模よりは小さいですが、圧倒的なユーザー数で今後注目の市場であるのは間違いないと思われます。

 

ここまでのまとめ

ここまでソーシャルゲームのデータを中心に動向を見てきましたが、まとめると

  • Facebookプラットフォーム上では現在Zyngaの一人勝ち状態で、今後は欧州を中心に市場が伸びてきそう
  • 2012年時点でのソーシャルゲーム市場規模の予測は日本単独の市場規模が約3400億円、中国が約200億円、米国・欧州・ラテンアメリカが約4800億円と世界全体で約1兆円規模であるということ。プラットフォームは違えど、日本単独で40%近いシェアを誇っている。
  • 世界各国ともソーシャルゲーム市場は伸びている

ということが分かりました。

非ソーシャルゲーム系アプリも伸びている?

残念ながら非ゲーム系の市場動向が終えるようなデータはほとんど存在していなかったです。しかしならがソーシャルCRM機能やソーシャルメディアモニタリングなどで非ゲーム系も注目をされています。

大手がここに注目し、買収劇を繰り広げています。ざっと以下にまとめました。

salesforce.com
2011年3月にradian6を3.26億ドルで買収
2011年9月にAssistlyを0.5億ドルで買収
2011年12月にRyppleを買収

Adobe Systems
2011年11月にEfficient Frontierを買収

Microsoft
2012年6月にYammerを12億ドルで買収

Oracle
2012年5月にVitrueを3億ドルで買収
2012年6月にCollective Intellectを買収
2012年7月にInvolverを買収

このように企業がマーケティングや顧客との接点を持つ上で欠かせなくなったソーシャルメディア関連の企業の買収劇をみるとここの市場も伸びているだろうと予想されます。キャンペーンの開始から自社アカウントのファン管理、効果測定、ソーシャル広告の管理までをワンストップで提供できるようになっていくと思います。

さて、次回は国内のソーシャルアプリ市場動向を見ていきたいと思います。

株式会社フーモア 代表取締役社長 兼 漫画家 芝辻幹也
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作成者: shibatsuji

株式会社フーモア所属。漫画家担当。イラスト制作などをしながら自社サービスを開発中。

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