uxって?

UX7つの要素から考える。ユーザー体験をデザインするってどういう事?

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読了時間5分


こんにちは!ソシャマノートのこのみです。みなさんはUXという言葉をご存知でしょうか?クリエイターならば聞いたことがあるかとおもいます。ソーシャル系の勉強会でもUXという単語を耳にするようになりました。Webサービスを企画・デザインする上で高いクオリティーを目指すのならば押さえておきたい概念です。そこで今回はこのみがUXについて勉強してまとめてみました!

[記事アジェンダ]
・UXの定義とそのルーツ
・UXデザインはユーザーの感情を設計する事
・UXデザインの意義
・UXの要素をまとめた有名なハニカム構造図-UXを形成する7つの要素-
・要素に関連する分野・知識
・その他UXの概念図

それでは順番にいってみましょう!(`・-・´)/

UXの定義とそのルーツ

”ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である”

引用元:IT用語辞典e-words 

ユーザーエクスペリエンス・デザインのルーツは、人間工学に始まると言われています。人間工学とは一言でいうと道具や機械、環境などを人間に適したように設計すること。人間の物理的な形状や動作などの身体的特徴、生理的な反応の変化、心理的な感情の変化に関する学問です。
身近な例では、背もたれのある椅子[背もたれの形と脊椎への負担]・ボールペンのグリップ[指と手首への負担]・キ-ボ-ドのキ-配列[指の運動特性との兼ね合い]などを例にあげることができます。
1940年以来人間工学において人間と機械の相互作用に関する分野にフォーカスがあてられるようになり、機会の表示や入力方法をどうすべきか、作業場所の配置や設計、保守性の高い設計、作業環境の設計といった人間工学のテーマが明らかになりました。その意義は機械の性能と操作性を向上する事です。
その後ドナルド・ノーマンが”ユーザーエクスピリエンス”という用語を造り、コンピューターの現場にこの言葉が登場するようになったそうです。

UXデザインはユーザーの体験を設計する事

ここからはデザインする対象をWebサイトという前提で考えてみます。
先ほども書きましたがUXの一般的な定義は”ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念”です。

概念とあるので、何か決まりがあったり数式があるというわけではなさそうです。

これから作るWebサイトが何のためにあるのか?どのような便益があるのか?ユーザーに与える影響は?サイトを使った時にどのような体験を得られ、他と比べて何が優れているから使いづつけてくれるのか?これらすべてをひっくるめた結果、ユーザーはそのWebサイトを使いたい・楽しいと思う。
Webサイトが提供するサービスの根底から表層、そしてユーザーとのかかわり方をデザインするのがUXデザインであると言えます。そうするとUXデザイナーはプロジェクトのスタートから携わり、バリューチェーンの最初から最後まで一貫して関わり続けることが必要になりそうです。

UXデザインの意義

UXデザインの意義については主に次のような事が上げられます。

顧客満足の向上によるビジネス目標の達成

ユーザーの満足度を上げることにより、利益が生まれる。

不要な機能を排除し、適切な設計と開発の促進ができる

ユーザーを中心に考えた設計のため、ニーズからかけ離れた機能を排除する判断ができる。ガイドラインを作成することにより、その後のサポートや改善における設計・開発も適切に行う事が出来る。

UXの要素をまとめた有名なハニカム構造図

UXデザインでは対外・対内に最適なサービス・プロダクトを設計するために複数の専門分野を駆使します。
それらの専門知識を抽象的にしてUXを形成するのに必要な要素を表した図があります。海外のコラム「semanticstudios」でPeter Morville’s氏が掲載した有名な図です。(この図は古いですがシンプルでわかりやすいので今回使わせて頂きました。)

(画像引用元:semanticstudios

1.Useful:有用性

開発する製品とシステムが有用かどうか問い続け、より有用で革新的な解決策を定義し、深い知識と技術を適用して実施する事が求められる。
Webサービス開発に関する知識とスキルの他、マーケティング、発想力、企画力も必要になってくる。

2.Usable:便利さ

ある目的に対しユーザーがそのWebサイトを効率的・効果的に使う事が出来るか。

3.Findable:迷わず目的地へたどり着ける

ユーザーがWebサイトで迷わないよう導く設計、また自分のいる位置を確認できるような設計。

4.Credible:信頼できる

コンテンツの信憑性。サイト上にある情報、あるいはサイトの提供するサービスそのものを信頼してもらえるようにする必要がある。

5.Accessible:誰もが見れる

誰もが使う事のできる、気遣いの行き届いた設計。例えば建物にエレベーターやスロープがあるのと同様、Webサイトにも体に何らかのハンデがある人(人口の10%以上)が使いやすいよう配慮しなくてはいけない。

6.Desirable:魅力・好ましさ

イメージ、アイデンティティ、ブランド、などの要素によるエモーショナルデザイン。ユーザーに対してポジティブな印象を残せるようにする。

7.Valuable:価値がある

上記のUXに関する取り組みが顧客満足を改善することで最終的に利益を生み、作成したサイトがクライアントにもユーザーにも価値をもたらすことができる。

 

これら7つの要素が機能すればWebサイトを利用するユーザーの体験が向上するというわけですね。

 

要素に関連する分野と知識

上記のような要素を実現するために、実際にどのような知識が必要とされるのでしょうか?代表的なものを上げてみました。

インフォメーションアーキテクチャ

「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術。ナビゲーションなど、ユーザーが一目見て目的の情報を探せるようにする。(もしユーザーがブラウザの中で必要な情報を発見することができなければインフォメーションアーキテクチャは失敗ということになる。)情報をその基礎的な単位にし、互いの関連性を整理し意味づけをしてグルーピングし知識やデータを組織化する。

アクセシビリティ

Webを利用するすべての人が、年齢や身体的制約、利用環境等に関係なく、Webで提供されている情報に問題なくアクセスし、コンテンツや機能を利用できること。
建物にエレベーターやスロープがあるのと同様に、私たちのウェブサイトは、体に何らかのハンデがある人(人口の10%以上)にも使いやすいものでなければいけない。

インタラクションデザイン

ユーザーの操作に対してシステムからの適切な反応を設計すること。
利用目的に合致した画面遷移やグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)要素の自然な振る舞いをデザインする専門的な作業。

ビジュアルデザイン

視覚的な表現で伝達する情報の設計。絵・写真・文字・色を用い、レイアウト・構図も考慮し情報やメッセージを伝達する。

ユーザビリティ

製品の機能そのものの利便性。ユーザーインターフェースと深く関係する。
ある製品が意図された目的に対し、対象ユーザーが効率的かつ効果的に利用することが出来るか。利用時の状況から生じる要求に対する考慮、などを示す。

ユーザーインターフェース

より表層的な部分での使いやすさを追求する。ユーザーがなるべく直観的に製品を操作できるような設計すること。

 

UXという一言には様々な専門的知識・分野が含まれているのですね。頭がくらくらしそうです。その他にも認知心理学や人類学などの領域の影響も受けるのだとか。上に書かれた以外にもまだまだ上げる事は出来そうです。これだけ多くの知識が必要となれば、1人ですべての設計を行う事は難しいですね。(中にはスーパーデザイナーもいるようですが)得意な分野を持つ人同士が集まって、チームで仕事を分担しながら誰かが最初から最後まで舵を切るような進め方になるのでしょうか?そう考えるとUXデザイナーにはマネージメント力やリーダシップ、高度なコミュニケーション能力、判断力も求められます。

しかし何もないところからUXを作るなんて、ちょっと想像がつかないというか何から手を付けてよいかわかりません。
サービス・プロダクトは競合や類似サービスと比較して企画の段階で何らかの”強み”や”特性”を持つはずです。それをポリシー…というか設計の骨にして、それぞれのサービスに最適なUXが出来上がっていくのではないかと思います。だからもしかしたらAというサービスとBというサービスのUXの要素を比較したとき、AはBに比べてUIが劣っているけれど、サービスの特性としてほかの要素がよく機能しているからBより良い!という事もありえるのかもしれません。それぞれの要素に対して標準は作れそうですが、型のようなものを作るとかえってサービスの可能性を狭めてしまうことになってしまいそうです。故にUXは”概念”なのかもしれません。

その他に参考になりそうなシート


上のハニカム構造の図の他にも、UX・UXデザインについていろんなデザイナーがその概念図を作成しています。お時間のある時にぜひお読みください↑↑
 

  • The Fundamentals of Experience Design

あとがき

最後まで読んで頂きありがとうございます!この記事は初心者が勉強のため一生懸命調べてまとめたものです。至らないところもあると思いますが、皆さんの知るきっかけになったり、疑問を抱いて考えてもらったり、意見していただければとても嬉しく思います。UXについて記事を書くことは今までのどのトピックを書くのよりも難しかったです。それだけ高度なものなのだと思います。
今やWebサイトは、コーディングやプログラミングをすることができなくても、WebアプリケーションやCMSやオープンソースなどを使えば簡単にしかも安価で作成することができます。今まで人が考えてやっていたことが今後もどんどん自動化されていくことは想像に安い事です。より価値の高いWebサービスを提供していくのなら、どちらにしろUXという概念は無視できないものだと今回の執筆で思いました。

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作成者: このみ

㈱マイネット デザイン業務の傍らソシャマノートブログとそのFacebookページを運営。楽しくワクワクするような事を追いかけたい!

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