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徹底解説!!フーモアのアートディレクターによるソーシャルゲームイラストの制作手順!

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読了時間2分

今日は株式会社フーモアの芝辻さんが執筆して下さいました。今回はフーモアで実際にどのような流れで絵師さんがイラスト制作をしているか具体的な手順を教えてくださるそうです。それでは芝辻さんよろしくお願いします(*^v^*)


明けましておめでとうございます!芝辻です。今年もよろしくお願い致します。フーモアではアートディレクターもイラスト制作を行なっています。今日はフーモアのアートディレクターによるイラスト制作工程をご説明します。イラスト制作の描き方や手順は人によって様々ですが、こんな描き方もあるんだなと、普段私達が使っているフローを参考にして頂ければ幸いです。

今回ご説明させて頂くのはアニメ塗り系のイラスト制作工程となります。
イラスト制作手順はオーソドックスに、ラフ~線画~着色~仕上げです。それでは各工程毎に見て行きましょう。因みに使用ソフトは、ラフ~線画~着色はSAI、仕上げはPhotoshopです。
※イラストの大まかな制作手順は過去の記事を御覧ください。

<アジェンダ>

1.ラフは脳内にイメージをインプットする!

キャラクターの指示書など詳細を確認し、等身などに合わせてアングルとポーズを決め、人体描きます。

その後、表情と髪を描き、服を着せていく感覚で装飾を着けていきます。このとき着色の際のほうが重要ですが、物の質感には気を配ります。(毛皮なら柔らかく、布ならそれは木綿や絹なのか合成繊維なのか、など)

この工程を早くするのは資料や参考画像の物理的な情報を整理し、頭の中でキャラクター(イメージ)を作り上げることです。
資料を自分の脳内に入れると、スムーズにイラスト制作に着手することができます。そうすることで全体のバランスが取り易くなります。
またキャラクターのラフを描く前にイメージのラフを描き出すとまとまりやすくなることがあります。

全体を通して、イラストラフを反転して構図崩れをチェックしながら描いていきます。

 

ここでスピードを上げるために特殊な描き方をしていますが、ラフをそのまま線画(ラフの線を直しながら線画にする)で使うため、ラフはできる限り一本線で描くよう心がけています。

ポイントまとめ

  • 指示書の内容、参考画像を頭の中にインプットして、頭でイメージを作り上げる状態でラフに取り掛かる
  • 一本線で描きそのまま線画に進められるようなラフを描く

 

2.線画はラフを描き足すことでスピードアップ

 

ラフでの修正などを加味し立ち位置や大きさなどを調整して線画を描いていきます。

この線画工程は、描き方がラフレイヤーに線画を描き足すという特殊な描き方であるためあまり参考にはならないかもしれません。躍動感、遠近に気を配り線に強弱をつけていきます。具体的にはラフの線を上手く使い、陰影を出すことで線画単体でも立体的に見せるなど工夫をしています。

ラフレイヤーと線画レイヤーを分けて描くのと比べ、ここまでの工程にかかる時間が3分の1程度になり速くなりました。

ポイントまとめ

  • ラフの線を線画に使うことでスピードアップ
  • ラフの線を上手く使い陰影を付ける

3.水彩筆の色を頻繁に変えて塗る着色

3.1.配色

ベースとなる配色を決めていきます。キャラクターの雰囲気にあったもので、全体的に調和がとれるぐらいのものを選んでいます。これは毎回悩みます。指示書に配色の指示がある場合はそれに従っています。悩んだ時は同系色でまとめると上手く配色が決まることが多いです。

肌が露出しているキャラクターの場合、肌色が薄い色なので黒系統の色を使ってクッキリさせています。
レイヤー分けは部位ごとにしています。

3.2.影

配色後、各部位のレイヤーごとに影、照り返しなどを描き込んでいきます。このとき光の位置(このイラストだと左上)を強く意識します。先にこのように全て部位におおまかに影をつけ、全体的なバランスを見てから影の詳細を描き込んで行きます。手戻りが少なく上手く仕上げることができます。

髪なら艶っぽく、肌ならば柔らかく、金属なら光沢を意識し、物の質感を意識し塗り方を変えていきます。この時水彩筆をよく使いますが、筆先をベース配色にしざっくり付けた影をボカしていくように塗ります。そのボカした部分の色をスポイトで抽出し、更に上から塗るなどしてペン先の色を変えています。

基本的に目立たせたい場所を強く細かく描写します。この方が手戻りが少なく、比較的早く筆を進めることができます。

 

ポイントまとめ

  • ベースの配色は同系色を上手く使うとまとまりやすい
  • 各部位毎に影を塗るのではなく、全体俯瞰しバランスを取りながら進める
  • 目立たせたい場所は強く細かく描写する

4.仕上げ

※ここはPhotoshopも使用します。

色彩調整やハイライト等、全体を俯瞰して微調整をします。背景などがある場合は、配色の調整もし直します。

作業を早くするために我流なイラスト制作をしていますが、作業を早くするうえでもっとも効果的なのは自分で納期を決めることです(笑)。これが一番効きます。


ラフレイヤーと線画レイヤーを同じにしてるんですね。なるほど~。人によっていろいろなやり方があるんですね。小関さん、芝辻さんありがとうございました!

株式会社フーモア 代表取締役社長 兼 漫画家 芝辻幹也
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作成者: shibatsuji

株式会社フーモア所属。漫画家担当。イラスト制作などをしながら自社サービスを開発中。

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