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Z-brushの体験版的位置づけであるSculptrisを触ってみた!

公開日: : 最終更新日:2015/10/21 , ,

フーモア技術部の遠藤です。

先日のプロダクションEXPOにCG、映像ゾーンにて出展させていただきました。
反響も大きく、スタッフ一同嬉しい悲鳴をあげております。
この勢いのままガンガン邁進して行きますので、株式会社フーモア(とフーモアピチャーズ)を今後ともよろしくお願い致します。

フーモアピクチャーズでは様々なソフトウェアやミドルウェアの研究に励んでいます。
(研究によって生まれた謎多きピンク髪キャラ モアちゃんが電報係を務めているソシャマノートブログのツイッターがこちら@sociama)

フーモアピクチャーズは2DCG3DCG問わずあらゆる研究をしているので、今回はSpineではないソフトウェアを紹介してみたいと思います。
(前記事の次回予告と内容が違っていますが、ご了承ください。。。)

プロダクションEXPOでも多数の問い合わせがあり、今最もホットなキーワードでもある
「3Dプリンター」と「デジタル造形」について少々。

それが今回紹介するソフト

Pixologic Z-brush/sculptris
http://pixologic.com/
Sculptris

それまでは、3Dでキャラクターを製作するモデリングと言う工程は、
四角形を構成する頂点と面を引っ張ったり伸ばしたり分割していったりしていました。

whomorPicturesBlog_140709A
こんな感じで、はい、うさぎー!って作ってたんですね。
これまでのモデリングでは頂点が多すぎると、モデリングが困難になって行きました。
(技術的な問題)
100,000~300,000ポリゴンを超えるとビューポートのハンドリングも難しくなります。
(ソフトウェア、ハードウェア的な問題)

そういったモデリングの壁を取り払ったのがZ-brushを筆頭とするデジタルスカルプト系のソフトウェアでした。
頂点や面を動かしてモデリングする従来の方法とは異なり、
まさに彫刻をしているように、ブラシで凹凸を成型していくようなアプローチでのモデリングが可能になりました。(技術的な問題の解決)
更に、ビューポートに負荷をかけることなく、1億を超えるポリゴン数でもスムーズに作業できるので、これまでにない圧倒的なディテールのモデリングを実現しました。
(ソフトウェア、ハードウェア的な問題の解決)
ロード・オブ・ザ・リングを製作したVFXスタジオ 「WETADigital」はこのソフトの開発に大きく寄与しており、また、まるで実写と見紛うような数々のクリーチャーを生み出していきました。ロード・オブ・ザ・リングや、アバターなど、ご覧になった方も多いのでは。

デジタルスカルプトを利用して作成された作品をこちらのポータルで閲覧する事ができます。

http://www.zbrushcentral.com/

いろんなデジタルスカルプトソフト

Z-brushはもはや映画、映像だけでなく、ゲーム製作や、フィギュア製作,
インダストリアルデザインなど様々な業界でのスタンダードになっています。

特に昨今話題になっている 3Dプリンター向けのモデル製作に特に有利で
フィギュアはもちろん、複雑な銀細工などを精密にモデリングするなどもできるので、アクセサリーのデザインなどでパワーを発揮していますね。

後発のソフトも様々開発されているのであわせて紹介。

Autodesk MudBox
http://www.autodesk.com/products/mudbox/overview

Autodesk MudBox
3dsMaxやMayaのAutodeskが開発したデジタルスカルプト
Autodesk製品との親和性や、インターフェースを似せていく事によってより馴染みやすくデザインされています。また、価格もZ-brushより少しだけ安価ですね。

Pilgway 3D-COAT
http://3d-coat.com/

Pilgway 3D-COAT

金額も\45000程度でMudBoxより更に安価。機能も充分そうですね。

CG業界は膨大な数のソフトウェアを組み合わせて使う事が多く、
BtoB的側面から、取引先の使用しているソフトウェアに合わせて、導入するソフトウェアをチョイスしていくケースが大半ですので、圧倒的なシェアを持つZ-brushを選ぶのが無難そうです。
デザイナー的観点から考えると、MudBoxのインターフェースや機能がとても魅力的に感じますが、、。

触ってみる

今回はZ-brushを念頭において、その体験版的位置づけであるSculptrisを触ってみたいと思います。

http://pixologic.com/sculptris/

こちらから無料DLできますし、Z-brushがあれば作成したオブジェクトを書き出す事もできますので、Sculptrisで手応えを掴んだらZ-brushを導入してみてはどうでしょう。

Z-brushは遠藤も過去に触った事があり(本当に触っただけ)慣れないインターフェースは難しいなぁ~などと感じていたのですが、Sculptrisのこのインターフェースを観てみましょう。

whomorPicturesBlog_140709B

必要最小限なインターフェースでとてもわかりやすいですね。
では早速触って行きましょう。
Drawブラシを選択して、、、

whomorPicturesBlog_140709C

伸ばしたりへこましたりしてみました。
直感的ですね。
更にぐりぐりとこねくり回すと、、

whomorPicturesBlog_140709D

よくわからないなにか壺の様なものができました。
このままだとよくわからない壺ができてしまうので、
スカルプ、彫刻のトルソ的なモチーフである頭蓋骨を作ってみましょう。

whomorPicturesBlog_140709E

新しい球体を作り、ぐりぐりと
赤塚先生の漫画に出てきそうな頭蓋骨になってきました、
ここから更にぐりぐりぐりぐりと「彫刻」していきます
whomorPicturesBlog_140709F

段々それっぽくなってきました。
根気強く進めていきましょう、

whomorPicturesBlog_140709G

一気に進みました。どうでしょう。かなり頭蓋骨です。
次は身体も作ってみましょう。
新しい球体を製作して、

whomorPicturesBlog_140709H

手足を伸ばして、、、

whomorPicturesBlog_140709I

マッチョが誕生しました。
手や、足の作り込みはまだまだ雑ですが、なんとなく人体デッサンできました。
ちなみにここまでの製作時間は6時間程です。
20時間~30時間ほどの時間をかければ
http://www.zbrushcentral.com/
こちらに公開されているクオリティのモデルも夢ではないですね。

駆け足でしたが、いかがでしたか?

おもしろいフリーソフトなどもたくさんありますし、30日間無料体験版で公開しているソフトなど、様々ありますので、この機会に導入してみてはどうでしょう。
導入はまだ早いかな、、と思われる方は是非、フーモアまでお問い合わせください。今後需要が拡大していきそうなデジタル造形やモデリングサービスなどにも注視注力してまいります。
次回はまたSpineに戻ります。
筋肉筋肉

whomorPicturesBlog_140709k

筋肉筋肉。

フーモアでは一緒に働いきたいメンバーを募集しています。一緒に面白いコンテンツを創っていきましょう!!
その他お仕事のご依頼はこちらから

株式会社フーモア 遠藤 有
HP:https://whomor.com/
Blog:ソシャマノートブログ
書籍:MAYA LT 3D‐CG キャラクター講座 (I・O BOOKS) [単行本]

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