和風美人を描いてみたい…けど着物とかよくわかんない!そんな方々にオススメの講座!
今回はイラストレーターの宗像久嗣様による女性着物の描き方講座第一部をご紹介します!
この講座では女性の着物の描き方について解説していきます。
まず最初に講座の構成についてご説明いたします。
■着物と浴衣
記事最後にはPalmieさん提供・宗像久嗣様さんによる解説動画も掲載していますので、
ご興味のある方はぜひご覧になってみてください!
左側が着物姿、右側が浴衣姿になります。
それぞれ何が違うのかについて、名称を踏まえつつ見ていきましょう(`・ω・)o
ポイントは大きく分けて7つあります。
1.半襟
有→着物姿、無→浴衣姿
2.帯揚げ
有→着物姿、無→浴衣姿
3.帯締め(帯を上から締める紐)
有→着物姿、無→浴衣姿
4.帯留め(帯締めにつけるアクセサリーのようなもの)
有→着物姿、無→浴衣姿
5.帯
着物姿→袋帯・名古屋帯、浴衣姿→半幅帯・兵児帯(へこおび)
6.足袋
有→着物姿、無→浴衣姿(裸足)
7.履物
着物姿→草履、浴衣姿→下駄
着方としてはあくまで一例ですので、1つでもかけたら誤りというわけではありません!
特に最近ではアクセサリー感覚で帯締め・飾り紐や帯留め、
足元にはレース足袋を履く方も居りこの境界はやや曖昧なようです(・ω・`)
ひとまずはこの定番の7点に気をつければ、
着物姿と浴衣姿を描き分けられると思います!
本講座ではこれまで着物姿・浴衣姿と言ってきましたが
一般的にはイラストの水色部分を着物・浴衣と呼んでいることと思います。
これにはどんな違いがあるのかというと、実はどちらも長着と呼ばれるものです。
長着は、糸の種類・加工・産地・柄・デザインによって様々な種類に分けられており、
そのうちの1種類が浴衣です。
主に夏向けの涼しい素材のものを浴衣と呼んで売られています。
浴衣も他の長着も形は変わらず、構造も同じです(-v-)
着方は人によって様々ですが、今回は定番の着付けをしてみます!
下半身は普通のショーツですが、上半身には和装ブラを付けてみました。
着物・浴衣姿では基本くびれ・胸などを強調しない方が綺麗に見えるとされていますので、
この和装ブラで胸を押さえるのが目的です。
胸の小さい方は逆に補正ブラというものを付けたりします。(若干悲しく感じるのは何故でしょうか…。)
上半身には肌襦袢、下半身には裾避けと言うものを巻きます。こちらも下着の一種です。
これが一体化しているものを浴衣下や浴衣スリップといいます。
女性の浴衣は全長が慎重と同じくらい有ります。
そのため、このまま着てしまうと床を引きずるような形になってしまいます!
そのままだと長過ぎるのでお腹の辺りで布を折りたたむようにして着ます。
スカートを折り曲げて長さを調節するのに似ていますね…!
調整したこの部分を、おはしょりと呼びます。
後は紐で固定し帯を巻き、下駄を履いて完成です(*^v^*)
現代では上半身はタンクトップ、下半身は普通の下着の場合も多いようです。
浴衣を着てしまえば下着が見えることは基本ありませんので、
絵を描く時には必要のない知識かもしれませんが
下着の種類によって浴衣姿のシルエットに影響があるので注意しましょう(xox)
長着は基本長方形の布を組み合わせて構成されているのですが、
イラストのような着用姿からはなかなか想像しにくいかもしれません。
そこで分かりやすいように超単純化をしてみました(^▽^)
この図の水色・緑色同士を組み合わせると筒状になり、青部分を組み合わせると先ほどの図のようになります。
袖付近の名称がこちらになります。
いろいろな名称が有り、横方向が幅・縦方向の長さが丈とつくことが多いですが、
帯だけは縦方向が幅になります。
今回はここまでです!
以上で女性着物の描き方講座第一部は終了となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
女性着物の描き方講座第一部、如何だったでしょうか!
次回は第二部の「比率と補助線で浴衣姿を描く講座」を紹介いたします。
Palmieさん提供・宗像久嗣さんによる解説動画はこちらからどうぞ!