マンガでビジネスをする人は読んでおくべき書籍10選

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

フーモア社長室の白壁です。

2015年はスマホ普及率が50%を超え、様々な業種でスマホの最適化が行われてきました。
相変わらず電子書籍の市場はマンガが牽引しており、主に大人向けのコンテンツがその多くを形成すると言われていたところに、王道系のものも徐々に頭角をあらわしてきたように感じております。

プラットフォームも乱立し、紙でも電子書籍でもどこでも読みたいマンガが読める環境が整ってきました。

そんな中で弊社フーモアはスマホ向けに最適化されたマンガ制作し世界に発信すべく、昨年末に資金調達をさせて頂きました。

そのためにはこの業界やマンガ制作現場を知り尽くし、泥臭い事業開発やオペレーションを回せる力が必須だと思っています。
今回のブログは改めて新しいマンガビジネスをする上で、参考になる本を紹介したいと思います。

まずはこの本を!

荒木飛呂彦の漫画術

なかなかここまで売れている作家さんが、ここまでのノウハウを公にする本は存在しないため非常に勉強になりました。
王道漫画の描き方というのが本書のテーマですが、2点面白いところがあり、
描きたい漫画を描くと世の中でヒットしているものからズレてしまう、だけど漫画を描きたい。出版社を赤字にしない漫画を描くところだ。と自分に言い聞かせている点が職業としての漫画家としてプロだと感じました。
また最後の方には、この本の内容のままやっても二番煎じなので、大したヒットはしないと思うというようなことが描かれており、常に新しいやり方、方法を模索していくべきであるということも話されています。
漫画制作・ビジネスをする以外でもこの考え方姿勢は非常に勉強になる内容となっています。

http://www.amazon.co.jp/dp/4087207803

業界の歴史・全体像を知るにはこの本

マンガ産業論

マンガ産業、特に1970~2000年までのマンガ市場の拡大と衰退(団塊の世代に合わせて育ってきた雑誌文化がその引退とともに縮小していく構図)に詳しいです。
今までのマンガ産業を初めて学ぶ人や、総復習をしたい人にぴったりかと思います。

http://www.amazon.co.jp/dp/4480873465

マンガ進化論

マンガ産業論の続編。前作の復習をしつつ、バクマンを引き合いにした新しいマンガ制作方法、デジタル化、国際化について扱っています。
2009年の本ですが、ここに書いてあることが現実になっていることも多く、2000年~2015年くらいまでのトレンドを押さえることができます。また各章の終わりにまとめがあるのも分かりやすくてありがたいです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4860203488

マンガ世界戦略

2000年前後のアジアのマンガ事情に詳しい内容です。
例えば
制作方法の違い:香港では80年代からマンガ家はサラリーマンとなり完全分業で制作など、
物流の違い:韓国では貸本屋が発達していたなど
日本との違いが非常に面白いです。2000年時点ですでにアジア各国で独自のマンガ文化が生まれつつあるようです
日本のマンガは世界一であると、慢心しているとガラパゴス化してしまいそうな印象を持ちました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4093873364

手塚治虫が生きていたら 電子コミックをどう描いていただろう

題名から想起されるような、電子コミックについての話題は序章のみです。
それ以降は、手塚治虫を例に出しながらのマンガの歴史が学べます。
内容は大学の講義的で、文章は口語的で冗長な印象でした。

http://www.amazon.co.jp/dp/4198631638

コンテンツ産業論

業界の全体像を把握するのに適した一冊。
コンテンツ産業、映画、アニメ、マンガ、ゲーム、音楽、放送、WEB、パチンコについて、
市場規模等の現状、産業構造、ビジネスモデル、業界地図、職種研究が図解で分かりやすくまとまっている。
各プレイヤーのお金の流れや取り分など、細かいデータが揃っているのもありがたい。

http://www.amazon.co.jp/dp/4862462529

漫画家や漫画制作を知りたい人にはこの本!

マンガの創り方

文章やプロットから、ネームを作成するまでを扱っている。
ネームで躓いているマンガ家中級者向けとのこと。
自身の作品を引き合いに出しながら、実際にネームを作成する際に何を考えているかを詳細に解説している。
一コマ一コマにここまで意図を詰め込んでいるのかと驚きだった。

http://www.amazon.co.jp/dp/4575300578

ゼロからの脚本術―10人の映画監督・脚本家のプロット論

漫画制作におけるシナリオ部分に関する参考にと手にとった本です。脚本術についての体系的な書ではなく、10人の映画監督や脚本家のインタビュー集です。自分の作品を引き合いに、どのように脚本を作ったのかを解説していました。
共通点もいくつかあるが、それぞれが違うスタイルなのが面白かったです。このスタイルでやるべきである!という本よりも、逆に実用的なのかもしれないなと思いました。
著者の中に自分が好きな脚本家がいると、より楽しめそうな印象です。

http://www.amazon.co.jp/dp/4416810539

斉藤ひろしのシナリオ教室

こちらも先ほどと同じシナリオに関する知識を高めるために手に取りました。ストーリィ、プロット、取材、ハコ書き、脚本、と順序立てて、著者が実際にどのように脚本を作るかを解説しています。
特に45ページでは、頭の中でストーリィをどのように組み立てるか、をモノローグ形式で語ることで、思考のプロセスをすべてて見せてくれています。
全体的にハードルを下げて、読者を勇気付けようというテイストで書かれているのも好印象でした。

http://www.amazon.co.jp/dp/4844134485

マンガをもっと読みなさい

対談本ですが、実質的には養老孟司の語りが中心です。
絵画という感覚的な情報と、セリフや擬音語などの文字情報を同時に処理するのがマンガであり、これは非常に脳を鍛えることになる、というのが趣旨の内容です。
言われてみればそうかもしれない。想像していたよりも真面目な内容で驚きました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4771015333

是非いろいろと参考にしてみて頂ければと思います。
それでは今年も張り切っていきましょう!!!

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